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8/21 一般人です
ツテ
前のバイト先で、仲の良かった同い年のバイト仲間。
彼から昨夜久しぶりに電話が掛かってきた。
久しぶりだったので、お互いに近況報告をした。
俺は普通の大学生で、特に変わった事もなかったのだけれど、
どうやら彼は、最近事故って大変らしい。
今の職場は安月給で、扱いのも不満がある為に、
こ
れをきっかけに転職を考えているらしい。
そこで、俺にどこかツテがあれば紹介して欲しいという。
しかも夜の仕事で。
俺は普通の大学生なんですが。
健全な世界で真面目に働く大学生。
そんな俺に夜の仕事を紹介してくれとは、何を考えてるんだか。
どうやら事故の為、まとまった金が必要で手っ取り早く稼ぎたいという事のようだ。
そこで顔のきく人間に紹介を受け、
上の人間に可愛がられる職場に行きたいという。
でも確かに彼はホスト顔で、仕事も出来る。
正直そういった職には進んで欲しくないが、結構ものになる方なのだろう。
どうしてもと頼まれ、仕方ないので結局紹介しました。
オカマバーを。
もうすぐ彼はオカマになります。
*何故俺が紹介出来たのかは、聞かない方向で。
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8/22 PC壊れました
太郎さん
PCが壊れました。
だから今はノートパソコンでタイプしています。
あれは昨日の事、いつものように更新作業をしようとすると、
いきなりパソコン内部からバチン!と恐ろしい音がしました。
一瞬で電源が落ちました。
何度やっても点かないので、PC自体をバラしてみると、
中には太郎さんがいました。
・・・太郎さん、パソコン内部で息を引き取りました。
色黒で、皆の嫌われ者の太郎さん。
彼は死の間際にまで俺に迷惑を掛けてくれました。
どうやらパソコンの内部で回線を齧り、感電死。
俺のパソコンを道連れにしたようです。
俺のような例は、結構聞くのですが、
個人的に、太郎さんには絶滅して欲しいと思います。
今日の最後に一言。
このゴキブリがぁ!
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8/23 撤去完了
巣2
最近発見し、近所の人からも苦情がきはじめた家の蜂の巣。
これを撤去しようと、今日市役所に電話した。
意外な事に、危険なスズメバチの巣だというのに、
補助金は出るものの、撤去は有料だという事だった。
釈然としないものの、仕方ないのでオッケーした。
すると役所の紹介で、蜂の巣撤去の名人の金本さん(仮名)が来てくれた。
テレビで見る蜂の巣撤去は完全に防護服を着込んでやっていたが、金本さんは違った。
金本さん、ランニングシャツです。
ポケットから花火を取り出した金本さん。
見せてもらうと「ハチトリ」と書いてあり、「素手で持たないで下さい」と書いてある。
金本さん、いきなりそれに火をつけ、おもむろに巣に突っ込んだ。
もちろん素手です。軍手すら着けてません。
これで終了、スズメバチの巣は壊滅しました。
あまりの手際の良さに感激しました。
まさに一瞬の出来事。まさに名人技です。
すげぇよこの人。
尊敬の眼差しで見つめる俺。
誇らしげに帰っていく金本さん。
素晴らしいものをこの目にし、家に帰ろうとしたその時。
『ぎゃあ!』
驚き、振り返った。
これはハチの復讐なのか。
刺されて転げ回る金本さん。
*俺が病院に連れて行きました。
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8/24 結婚かぁ・・・
儀式
今日はまた暇だったので、また日がな一日テレビを見ていた。
あるドラマを見ると、結婚式の披露宴風景画描かれていた。
俺ももう二十歳になり、成人。
自分の責任で行動をとり、犯罪を犯せば顔も出る。
といっても平凡な学生なので気楽だけど。
俺の友人は高校を卒業して就職し、来年には結婚するらしい。
俺は彼女すらいないけどな。
俺の結婚願望は、多分大きい方だと思う。
一人でいる時間が多いせいか、常に誰かが傍にいる状況は、正直羨ましい。
早めに結婚したいなぁ。
(アピール)
けれどここ最近、ドラマなどの結婚式を見ると
荒んだ目になっているのは俺の気のせいだろうか。
しかも見る度に。
今日なんかは「二人の初めての共同作業です」の場面になって、
ちょっと妄想してしまった。
ウェディングケーキの前に並ぶ二人。
さぁ、二人の初めての共同作業です。
・・・・三・・・・・二・・・・・一・・・・・・点火!
スイッチを同時に押す新郎新婦。
それと同時に破裂音を響かせながら飛び散るケーキ、
爆風で吹き飛ぶ新郎新婦。
そんな事を考え、幸せな気分になる俺。
花嫁候補募集中です。
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8/25 何事も経験・・・なのか?
クラッシュ!
こんな出来事は、意外と多いようです。
バイト先の社員さんに聞いてみると、
どうやら一年に一度は全国のどこかであるという。
でも、やっぱりビックリするし、こんな経験はしたくないものです。
今日はバイトでした。コンビニの夜勤です。
いつもと同じように仕事をし、ムカツク客もいるものの、
なんとか普通に仕事をこなしていたんです。
いや、いつもよりも客の数が少なく、
バイト仲間とは「今日は余裕あるね。」と、
こんな会話があったくらいなんです。
深夜二時半、客の入りも減り、割とのんびりしている時間。
けたたましい音とともに、車が突っ込んでくるまでは。
もう何がなんだか。
警察はくるわ、野次馬がくるわ、仕事は出来ないわ。
うちのコンビニ、しばらくはガラス張りではなく、
障子になりそうです。
*飲酒運転はやめましょう
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8/26 探せば発見はあるものだなぁ
情報誌
車が突っ込んだ事により、暇になったバイト。
もちろん普段の仕事はしています。
してはいるんですが…やはり暇です。
そこで、やってくれました、うちのバイト先のCさん!
コンビニには色々な客が来ます。
良いお客さんもいれば、本気でムカツク客もいます。
俺の働くコンビニは風俗店が数多くある、その真っ只中にあるので、
風俗関係者がかなり来ます。
だから、女性客を見るとどうしても風俗嬢だと思ってしまいます。
これは深夜に頻繁に来るからという理由もあります。
そんな女性客の中でも、全ての店員に評判の悪い、特に最悪な客がいます。
理由を簡単に言うと、とにかく態度が悪いんです。
何を急いでいるのか、店員が商品を袋に詰めていると、
「早くしてよ!もっと早くできるでしょ!」
とか、
「なにやってんのよ!早く出してよ!」
とまぁ、とにかく言いたい放題です。
Cさんの話に戻ります。
Cさん、バイトの休憩中にとある情報誌を買って来ました。
何かって?
風俗情報誌です。
バイト先周辺の風俗店を、完全網羅した600ページにもわたる情報誌。
その本で、客の中の風俗嬢を見つけ出そうというのです。
休憩中にページをめくり続けるCさん。
しかしなかなか見つかりません。
30分もそうしていたでしょうか。遂にCさん、見つけ出しました。
そう、あのムカツク女性客です。
「月と花」というメルヘンチックな店で働いている事が発覚。
名前はれいな(仮名)というようです。
しかも奴め、顔写真付きで載っています。
店の営業内容はヘルス。
よくもまぁ、平気で顔を出せるものです。
コンビニでいつもうるさく喚く彼女の事です。きっと仕事中でもうるさいのでしょう。
間違いなくこう言うはず。
「なにやってんのよ!早く出してよ!」
行きたくねぇ〜!
ちなみに、知り合いに新しい職場としてオカマバーを紹介しました。
あえて彼の名前は出しませんが、これだけは教えましょう。
彼の新しい名前はれいなです。
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8/27 旅行目前
宿泊
今まではあまりしたくなかったのですが、
これからの旅行の話題ではどうしても必要になったので、住所を公開します。
今度の旅行の目的は、しばらく前からメールを始め、
今では相思相愛になった女子高生の女の子、望実(仮名)に愛に行くためです。
付き合う、付き合わないの話は会ってから決める事になります。
その娘の住んでいるのは新潟県の山間部。
それに対し、俺の住まいは愛知県にあります。
推定距離で五百キロ程あります。
所要時間は八時間です。
電車代にすると、学割を使っても三万以上掛かります。
俺は貧乏学生。
一週間の旅行なんて、普通では出来ません。
要するに…野宿です。
月の輪熊も出るそうですが、
とにかくキャンプを楽しんできます。
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8/28 遂に明日です
殺し文句
男というものは単純なもので、初めてという言葉に弱いものです。
今度会いに行く望実(仮名)。
彼女にとって、もし俺と付き合えば、初めての彼氏です。
彼女はまだ17なので、もちろん何もする気はありません。
というか、出来ません。
手なんて出そうものなら、青少年保護育成条例かなにかでお縄です。
俺にだって一応将来というものがあります。
だからいきなり前科者になる気はさらさらありません。
どんなに良い雰囲気になろうとも、自制の心で踏ん張るつもりです。
今日、出発前に彼女と電話で話しました。
俺「やっと明日会えるね。」
望実「そうだね。」
二人『・・・・・・・』
望実「あのね、本当に来てもらえるなんて、私思ってなかったのね。」
俺「ん?」
望実「だから、もしかしたら私・・・許しちゃうかもしれない。」
自制心?なにそれ?
まぁ、それはいいとして、
俺には宿をとる金などありません。
という事は…
また青姦ですか!?
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8/29 お待たせしました。
新潟旅行レポート
久しぶりの遠出です。
普段は家に引き篭もりのような生活をしていますが、女性が絡めば話は別です。
例え新潟だろうと、本州であればどこへでも向かいます。
さて、朝の7時に家を出て、まずは名古屋駅へ。
「今から行く」というメールをいれると、相手の娘の望実(仮名)は、
「嬉しい・・・色んな所にいこうね。」と、どうやら感極まっている様子。
約7時間後、彼女の自宅の最寄駅に着きました。
彼女からの間違いメールから発展してきた二人の仲。
距離は離れていても、彼女の心は確実に俺へと向かっています。
しかし、「色んな所に行こうね。」と言っていた割に、無人駅です。
それだけでなく、目的地の前後5駅も無人駅です。
どこかへ行こうにも、行く所がありません。
不安事項が増えてきました。
実は、朝はメールの返事があったのに、
新幹線に乗った直後から返信が来ないんです。
不安になった俺、望実に電話を掛けました。
「お掛けになった電話は、電波が届かない場所におられるか、
電源が入っていない為、お話できません。」
今日は雨です。
寝袋を使って駅の自転車置き場で寝ました。
帰りの切符は9/5から有効です。
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8/30 キマシタ
初対面
二日目の朝、人の気配に気付き目が覚めした。
周囲を見回すと、いつの間にか寝床(自転車置き場)が狭くなっています。
電車利用の方達の自転車でいっぱいです。
どうやら邪魔なようなのでフラフラと歩きはじめました。
一応望実に電話を掛けてみます。
三十分後、俺は望実と会っていました。
どうやら昨日は急に怖くなり、会いに来れなかったとの事。
そりゃ、会った事ない奴だし怖いだろうけど、
それでも新幹線に乗った途端に連絡を断つってのはちょっと・・・。
そうは思ったものの、あまりに一生懸命だったので許しました。
それから色々な話をしました。
会っていない間の出来事、学校の事、好きな音楽の事などなど。
あっという間に日が暮れました。
そろそろ新しい寝床を探さなくてはならないので、最後にこう聞きました。
俺「会ってみて、どうだった?」
少し恥かしげに俯き、彼女。
望実「本当はね…他に好きな人が出来たの。」
殺意を覚えつつも、明日も会うことになりました。
どうやら屈辱の日々が続きそうです。
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8/31 屈辱ではなく…
オリテクル
昨日は酷い事実に直面しました。
「好き」と言われて新潟まで来てみれば、「他に好きな人が出来た」発言。
先に言えよ。
どれだけ後悔しようとも、9/5までは帰れません。
しかも今日も会いました。屈辱ですが、他にする事もありません。
場所は「鐘公園」という公園です。
今日もだらだら話しました。昨日よりツマラナイ。
なので思い切って聞いてみました。
「何で他に好きな相手がいるのに、ここにいるの?」と。
彼女は答えました。
望実「ヒロユキの方が好きだって気付いたから」と。
なら良し!
やっと会話が楽しいものになりました。
えぇ、どうせ単純ですよ?こんなもんです、男なんて。
楽しくなったお喋りから数時間後、いきなり彼女が黙ってしまいました。
俺「どうしたの?大丈夫?」
望実「ううん、大丈夫だよ。」
しかしみるみる顔色が青ざめ、望実の体が強張る。
明らかに大丈夫じゃありません。
望実「駄目。悪魔の私が出てくる…!」
彼女曰く、「私は二重人格。」
俺、こんなんばっかですか?
ちなみに、望実曰く、
「たまに死んだおじいちゃんが降りてくるの。」
だそうだ。
*もう会いません
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